Revit は「壊れているか」は見てくれます。監査をかければ、ファイルの傷は直ります。
けれど「無駄なものが残っているか」は見ていません。
同じ壁が二重に建っていても、高さがゼロで画面に描かれない壁が残っていても、Revit は何も言いません。壊れてはいないからです。
形を持たない要素と、同じ位置に重なった要素を探して一覧にし、 中身を確かめてから片づけます。探すボタンと消すボタンが、2組並んでいます。
ある実施設計モデル(要素およそ2,400個)で確かめました。図面まで仕上がった、ちゃんとしたモデルです。
| 監査をかけた | 何も出ない |
|---|---|
| 警告を見た | 20件出ているが、探していたものは1件も含まれない |
| [モデル整理]で探した | 57個見つかった |
見ている層が違うからです。監査が見るのはファイルの傷、警告が見るのは部屋の境界計算に支障が出る重なり。 重なった2枚の壁は「正しく作られた2つの壁」ですし、高さゼロの壁も、拘束の指定としては矛盾がありません。
上部拘束が下部と同じレベルになった壁など。高さがゼロなので、平面にも3Dにも断面にも描かれません。探しに行っても画面には見えないので、目では見つけられません。
同じカテゴリ・同じタイプ・同じレベル・同じフェーズで、位置がぴったり一致するもの。線なら両端と長さ、点なら座標と回転で見ます。引いた向きが逆でも同じとみなします。
残す側と消す側の ID を、必ず両方出します。残すのは常に先に作られたもの(ID が小さいもの)です。
重なって見えても、消すと図面が壊れるものがあります。これらは「要目視」に回し、理由を添えて一覧に出します。自動では消しません。
| エリア境界線 | 別スキーム(建物求積・防火区画など)の線が同じ位置に重なるのが正常。片方を消すと領域が閉じなくなる |
|---|---|
| スケッチ線 | 塗り潰し領域・床・屋根の輪郭。消すと親の要素が壊れる |
| 部屋の境界線 | 部屋の区切りが変わる |
| グループの中 | 同じグループの、ほかの配置にも波及する |
| デザイン オプションの中 | ほかの案にも波及する |
| フェーズが違うもの | 既存と新築のように、別物として設計されている |
線は、カテゴリ「線分」だけを消してよい対象にしています。「危ないものを外す」のではなく、「消してよいもの」を名指しする作りです。
「消すべきもの」ではありません。判定の正しさは保証していません。 消す前に一覧を目で見て、押す前に保存をしてください。リンクしているモデルの中は調べません。
| 対応 Revit | Revit 2022 〜 2027 |
|---|---|
| 必要なもの | pyRevit(無料)。入れ方はこちら |
| 使い方 | リボン[Fire]→[モデル整理]→ 実体なし(右の2つ)→ 重複(左の2つ)の順 |
| 結果 | pyRevit の出力ウィンドウ。ID をクリックすると選択されます |
| 元に戻す | Ctrl+Z を1回(削除したとき) |
| 図面の変更 | [検出]の2つはしません。[削除]の2つはします |
| 配布 | オンライン総合塾【BIM・DX炎の会】の会員限定・無料 |
ご利用にあたって。[実体なし削除][重複削除]は要素を消します。Ctrl+Z で戻せる作りにしてありますが、 動作の保証はいたしかねます。まずは図面のコピーでお試しいただき、結果はご自身の目で確認してからお使いください。
このツールは販売していません。
オンライン総合塾【BIM・DX炎の会】の会員の方に、そのままお渡ししています。
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